日本の伝統行事を現代の暮らしに取り入れやすい形でご紹介する、歳時記研究会主催のオンラインレッスン。
今月は「暮らしを楽しむ年中行事 ~端午の節句編~」を開催いたしました。
歳時記研究会の講座は、食空間コーディネーター&ディレクターの水谷 美枝子先生とふたりで、オンラインの利点を活かし、デモンストレーションや動画・写真を組み合わせて作っています。
まずは、端午の節句についてのお話を美枝子先生から。
こどもの日、男の子の節句として親しまれている端午の節句。
でも、昔は田植えの前に穢れを祓う『女性の日』でもありました。
そんな歴史や由来、端午の節句を彩るアイテムなどを、たくさんの写真や資料をご覧頂きながらお伝えしました。
写真は、レクチャー内でご紹介した菖蒲を使った薬草飾り。
和室はもちろん、マンションや洋室に飾るのにもピッタリです。
私は端午の節句に合う一汁三菜のデモンストレーションを。
端午の節句に欠かせない料理や季節の食材を使って献立を考えました。
今回のメニューでは、
・塩釜焼きの方法
・お味噌汁をおもてなし料理にするポイント
・かつおのたたきの方法
・お魚やお肉にも応用の効く木の芽焼きの方法
などが主なポイントです。
端午の節句のお献立
新茶とじゃこのごはん
よもぎ麩の味噌汁
鯛の塩釜焼き
たけのこの木の芽焼き
鰹のたたき
最後は美枝子先生によるテーブルコーディネートとしつらいです。
藍色をベースにグリーンや紫を加えた、端午の節句らしい格好良いコーディネートですね。
レッスンでは、コーディネートを考えるときのポイントなどとともに、テーブルコーディネートを一から作る様子もご覧頂きました。
そして、色々な場面で重宝する和紙の箸袋と兜の折り方、その他、ちょっとした空間をしつらえるアイディアなどのご提案もしています。
五月人形や鯉のぼりがなくても、ご家庭にある身近なものなどを使って素敵ににしつらえることができますよ。
今回もたくさんの方がご受講下さいましたこと、どうもありがとうございました。
ZOOMでのリアルタイムレッスンは終了いたしましたが、動画受講のお申込みは引き続き受付中です。
「男の子がいないから今まで端午の節句に馴染みがなかった」という方も、今年は由来などを知り、行事食を作って、楽しくお祝いしてみませんか?
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https://saijikilabo.stores.jp/items/62313a562cf73d7b73233197