日本の伝統行事を現代の暮らしに取り入れやすい形でご紹介する、歳時記研究会主催のオンラインレッスン。
今月は「暮らしを楽しむ年中行事 ~重陽の節句編~」を開催いたしました。
歳時記研究会の講座は、食空間コーディネーター&ディレクターの水谷 美枝子先生とふたりで、オンラインの利点を活かし、デモンストレーションや動画・写真を組み合わせて作っています。
まずは、重陽の節句についてのお話を美枝子先生から。
菊の節句とも言われている9月9日の重陽の節句。
その歴史や意味、お祝いの仕方、菊を暮らしに取り入れる方法などを、写真や資料、動画を交えながらお伝えしました。
写真は、菊の花に真綿を被せる「被せ綿(きせわた)」
気軽に取り入れられる、重陽の美しいしつらいです。
私は行事食のデモンストレーションを。
重陽の節句に欠かせない食用菊、栗、秋茄子を取り入れた一汁三菜のメニューをご紹介いたしました。
重陽の節句のお献立
ご飯:栗ごはん
汁:菊花かぶら 鶏射込み
主菜:秋刀魚のすだち風味焼き 菊花かぶを添えて
副菜:米ナスの田楽
副々菜:菊とほうれん草としいたけの和え物
最後は美枝子先生による食卓作り(テーブルコーディネート)としつらいです。
重陽の節句のコーディネートはシックな感じのものが多いですが、歳時記研究会ではご家族やご友人と囲む食卓のヒントになるよう、明るく軽やかなイメージのテーブルに。
写真の重箱アレンジと薬玉は動画で作り方をご覧頂きました。
五節供の中では、それほど知名度が高いとは言えない重陽の節句ですが、実は非常に意味深く、秋の訪れを実感できる素敵な行事であることをお伝え出来たと思います。
ぜひご家庭で楽しく取り入れて、ご家族に伝えていって頂けたら嬉しいです。
ご受講下さった皆さま、どうもありがとうございました。
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ZOOMレッスンは終了致しましたが、動画でのご受講は現在も受け付けております。
ご興味ありましたら、ぜひチェックしてみて下さいね。
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